東海第二発電所視察

東海原発2.jpg自民県政クラブで東海第二発電所及びオフサイトセンタ-、原子力緊急時支援研修センタ-、環境放射線監視センタ-に視察に行ってきました。

まず東海第二発電所では、門谷所長さん、加納水戸連絡事務所長さんから東海発電所の概要を伺い、そのあと福島原発事故後の対応を渉外グル-プ マネ-ジャ-の小山田さん、渉外グル-プ 副長の矢沢さんから説明を受けました。

今回の福島原発事故の最大の原因は、地震に伴う津波による非常用電源が作動しなかったことです。東日本大震災で東京電力福島原発の原子炉は自動停止しました。しかし地震による送電線の故障により外部電源から受信できなくなり、自動的に起動した非常用デイ-ゼル発電機も動かなくなりました。結果、原子炉と使用済み燃料プ-ルを正常に冷却することができなくなり、放射性物質の放出を伴う大きな事故に繋がりました。

東海第二発電所でも、地震により原子炉が自動停止しました。その後の津波により非常用デイ-ゼル発電機を冷却するための海水ポンプが冠水しました。このため、非常用デイ-ゼル発電機3台のうち1台が停止しましたが、残る2台で原子炉の冷却に必要な電源を確保し、安全に原子炉の冷却を行い、現在原子炉、使用済み燃料プ-ルとも安定的に冷却しています。

東海第二発電所では、津波の対策として今回浸水した箇所、非常用デイ-ゼル発電機の海水ポンプ室への水の流入経路を封鎖し、原子炉の冷却に必要な安全上必要な設備が津波で浸水しないように、建屋の扉、ハッチ貫通部の隙間をシ-ル施行により密封しました。

今後建屋の扉を密封性の高い水密扉に取替え予定。海水ポンプが冠水しないように津波の防護壁の強化。15mの津波を考慮した防潮堤を設置する予定だそうです。

また電源の確保にむけ、当日も第二発電所の国道を挟んで反対側の場所(津波の影響を受けない場所)に緊急用の電源車3台を配置してありました。同じように非常用デイ-ゼル発電が停止した場合に備え、大型電源車6台も配置してありました。

今回の視察で感じたのは、地震前と後で東海村第二発電所の地震、津波に対する安全対策が強化されていることです。今後どのような規模の災害があるか判りませんので、その対策が十分であるかは絶対とは言えないですが、津波対策、電源の確保、原子炉の冷却機能の確保、使用済み燃料プ-ルの冷却機能の確保ではかなり強化されたように思われます。

もちろん将来的に他の安全なエネルギ-源が確保できれば、原子力発電は減らしていくべきだと思います。ただ現状で日本の電気の約3分の1を賄っている原子力をすぐ停止させるのは、今の日本の経済、日本人の生活などを維持していくためには不可能なような気がします。

 

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このページは、川口まさやが2011年10月29日 15:29に書いたブログ記事です。

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