「生誕150年 横山大観展」

近代日本画の巨匠、横山大観の生誕150年と没後60年を記念した企画展が、東京国立近代美術館で開催されました。

1500点を超える富士山の絵を残したといわれる大観の富士山、今回も「群青富士」や「ある日の太平洋」、「霊峰十種」、「霊峰飛鶴」など見ごたえのある作品が並んでいました。

個人的に好きなのは、様々な雨模様を描いた、洛中洛外雨十題のうち展示されていた「堅田暮雨」、「辰巳橋夜雨」、「三条大橋雨」、「宇治川雷雨」です。十題ですので、まだ6点あるんでしょうか?展示されていた4点は常陽銀行の所蔵でした。是非他の雨の絵も拝見したいものです!

日本にはたくさんの雨を表現する言葉があります。日本人はその恩恵を受けながら、細かい違いを感じ取ってきました。京都を舞台にした雨の絵。雨足を線ではなく、墨のぼかしで表現し、様々な雨の風景を描き分けています。

圧巻だったのは、昭和の代表作とされる「紅葉」と「夜桜」が並んで展示されているところです。
「夜桜」は1930年にロ-マで開かれた日本美術展覧会のために書き下ろされた、華やかな作品です。
夜の上野公園、燃え盛るかがり火。春の宵、かがり火に照らし出された満開の桜は、夢幻の世界へといざないます。

「紅葉」は昭和の代表作で、大観の作品の中でも一際絢爛豪華。
真っ赤に色づくかえでの大木。もみじの所々に朱、金泥、緑青をいれ微妙な変化を表しています。右隻にはきらきらと輝く霞の中に、彼方へ飛び立つ鶺鴒。

日本一長い「生々流転」も展示されていましたが、長い行列に諦めました。

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このページは、川口まさやが2018年5月28日 09:03に書いたブログ記事です。

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